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研究テーマ

研究概要

窒素、酸素、リン、硫黄など、第13族から第17族元素の炭素以外の元素を一般にヘテロ元素とよび、自然界にはこれらへテロ元素を含む化合物が多数存在する。また、ヘテロ元素を含む有機化合物は、(i)医薬・農薬、(ii)有機機能性材料などの基本骨格としても重要である。有機合成化学の分野においては、ヘテロ元素化合物の持つ特性を活かすことで、従来困難または不可能であった高選択的反応が可能となる。

本研究室では、ヘテロ元素の特性を利用した反応の開発、ならびにヘテロ元素を含む化合物の化学・物理的性質の解明に取り組んでいる。また、資源有効利用の立場から、一酸化炭素、二酸化炭素の化学的利用法の開発に関する研究、レニウムなどの遷移金属錯体を触媒として用いる新規反応の開発、有機合成化学の分野において注目されているランタノイド金属化合物を利用した合成反応の開発に関する研究も合わせて行っている。得られた成果は、有機化学の分野にとどまらず、医薬・農薬、工業化学、材料化学、環境とエネルギー化学などの広い分野の発展にも大きく貢献する。

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当研究室で現在行なっている主な研究テーマ

  1. 一酸化炭素ならびに二酸化炭素の有機合成反応への利用
  2. 硫黄、セレン原子の特性を活かした新規合成反応の開発
  3. ランタノイド金属を用いた有機合成反応
  4. 遷移金属錯体を用いた触媒的有機合成反応
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